mineral は鉱物?それとも栄養素?

こんにちは!

レッスン中、学習者様より素敵な質問をいただきました。

鉱物も、栄養素も、同じmineralなんですか?

まず、素直に疑問を出していただけること。これはとても嬉しいことです。多くの場合、分かっていないことに気付いていないまま過ごしてしまうことが多いからです。

早速調べましたので、一緒に見ていきましょう。

mineral は鉱物?栄養素?どっちも正解!

英語の mineral という単語には、「鉱物」と「栄養素」の2つの意味があります。どちらも辞書に載っていて、どちらも正しいです。文脈によって意味が決まります。

mineral water:ミネラルを含んだ天然水(栄養素としての意味)
mineral resources:鉱物資源(鉱石、金属など)
essential minerals:健康に必要なミネラル(カルシウムや鉄分)

ミネラルウォーターには、水に自然に溶け込んでいるカルシウムやマグネシウムなどが、「mineral(無機質)」として含まれているのです。

実は鉱物も栄養素も、根っこではつながっています。

mineral の語源は、ラテン語の「mina(鉱山)」や「mine(採掘する)」にさかのぼります。どちらも自然の中から「掘り出されたもの」なんですね。

「栄養素としてのミネラル」も、地球の中にある鉱物成分を体に取り入れるというイメージで考えると納得がいきます。

日本語では、「鉱物」と「栄養素」はまったく別ものに見えます。でも英語では、自然の恵みとしての共通点と言う意味で同じです。こんなふうに、言葉を通して“物の見方”が広がる瞬間が楽しいですね。

英語を学びなおすというのは、単語を新たに知ること以上に、世界の見え方を少しずつ柔らかくしていくことかもしれません。

お礼

今日も、学習者様の気づきから、一つ学びを深めることが出来ました。ご縁あってこの記事をご覧いただいている方にシェアできることも光栄です。ありがとうございました。

 

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