紙?オンライン?良さを知って英語の辞書を使いこなそう

こんにちは。

英語学習でわからないときに使われる辞書。

今はネットでなんでも手軽に調べられる時代で、辞書もオンラインが圧倒的多数を占めるようになりました。

私はオンライン辞書も、紙の辞書も使っており、それぞれに良いところがあると思っています。

今日は私の経験から、紙の良さを5つ、オンラインの良さを4つお話しさせてください。

良さの数で勝敗を決める記事ではないことをご承知おきくださいね。

紙の辞書の優れたところ5つ

1.スペルミスが減ります。

紙の辞書を引くと、スペルミスが少なくなります。

例えば、inspirationという単語を調べる時

i-n-s-p-i-r-a-t-i-o-n

の順にたどっていきますね。この【ゆっくりとたどる】過程が、単語のスペルを正確に覚えさせてくれます。

2.無意識で目に入るものの質が高い

無料のオンライン辞書は、目的の単語をすぐに調べられて確かに便利です。しかし画面の端に不要な広告が表示されてしまいます。広告があるからこその無料辞書ですが、広告で集中力が散ってしまうことも事実です。

紙の辞書は、目的の単語を調べながらも、周辺の単語が無意識に目に入ります。そのため、初めて見る単語でも、どこかで見たことがある・・という感覚になります。すると、その単語は覚えやすくなります。

 

3.品詞・発音記号に強くなる

辞書の一般的な配列は次の通りです。

overlook /ˌəʊvəˈlʊk/verb/T  
※オックスフォード英英辞典より。発音はイギリス式です。
ちなみにoverlookは 「見上げる」、そして上を「見上げる」から下を「見落とす」という二つの意味がある面白い単語です。

/ˌəʊvəˈlʊk/verb/T の部分が自然に目に入ることがポイントです。

・自然と頭の中で実際の発音と発音記号がつながっていきます。
・verb(動詞)と言う単語を自然と覚えられます。
・T この記号を見て、巻頭や目次をさがすことで、transitive verb( 他に目的語をとる他動詞のこと)を覚えられます。

4.書き込める

調べた単語にペンでマーキングをしませんか?必要なことは小さな文字で書き足したりしませんか?一つの単語に出会う場面は人によって異なりますね。辞書はあくまで基本の訳語の提供のみですので、その人にとって大切なことを書き足すことが出来ます。

5.壊れていく

紙の辞書の一番素敵なところは、壊れていくところだと思います。背表紙がとれ、端のページが曲がり、全体にくすんでくたびれた感じがしてきます。それがあなたの積み重ねた証。辞書と共に学習を進めてきた感慨深さを感じることが出来ます。

 

オンライン英和辞典の優れたところ4つ

1.発音を耳で聞くことが出来る

これは紙の辞書には出来ませんね。もしかしたら、紙の辞書の中には音声データを別に提供しているものもあるかと思いますが、知りたい単語をすぐ音声再生できるところはオンライン辞書の優れたところですね。

2.知りたい単語にたどり着く検索性の速さ

これは、単語を入力してクリックするだけですので、オンライン辞書が圧倒的に速いですね。

3.例文の配列が見やすい

例文など、紙の辞書はどうしても細かい字で詰めて書かれていますが、オンライン辞書は余白があり見やすいですね。

4.アップデートが早い

単語の新しい使い方、新しい表現など、オンライン辞書はすぐに更新されていきますね。これもオンライン辞書の優れたところです。

 

紙とオンライン、どう使い分けるか

これは、辞書をどう考えるかで変わってきます。

紙の辞書を自分の相棒と考えるなら、まず紙の辞書を使い、オンラインはその補助として使うのがおすすめです。

必要なことが手軽にわかればいい、ということでしたらオンライン辞書オンリーでも十分ですね。

いずれにしても、わからない単語を調べる手間が、英語の力を底上げしてくれます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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