助動詞について整理しました①

こんにちは。Nuri英語教室です。

英語の助動詞の「意味」と「強さ」について、基本的なものをまとめてみました。
助動詞は用法がたくさんありますが、今回は

可能性・義務・助言・推量・Shall をピックアップしてお伝えします。

例文もありますので、是非声に出して練習してみて下さい。

 

可能性に関する助動詞 (弱 → 強の順)

might (可能性が低い:20-30%)

  It might rain tomorrow.

  (明日雨が降るかもしれない)

could (可能性あり:40-50%)

  We could go to the park this weekend.

  (今週末公園に行けるかもしれない)

can (可能性が高い/能力がある:70-80%)

  I can speak English.

  (私は英語を話すことができる)

 

 義務・助言 (弱い → 強い)

should (すべき:アドバイス)

 You should study harder for the test.

  (テストのためにもっと勉強すべきだ)

 

have to (しなければならない:外部からの義務)

  Students have to wear uniforms at this school.

  (この学校では生徒は制服を着なければならない)

 

must (しなければならない:強い義務・規則)

  You must not smoke in this building.

  (この建物内で喫煙してはいけない)

 

 推量 (弱い → 強い)

may (〜かもしれない:50%)

  She may be at home now.

  (彼女は今家にいるかもしれない)

 

will (〜だろう:80-90%)

  It will be sunny tomorrow.

  (明日は晴れるだろう)

 

must (〜に違いない:95-100%)

  He must be very tired after working all day.

  (彼は一日中働いた後なので、とても疲れているに違いない)

 

弱い助動詞で丁寧さを表現

また、丁寧さを表現するために、強い助動詞を弱い助動詞に置き換えることもよくあります。

例:

Could you open the window? 

(窓を開けていただけますか?)

※実際には「can」と同じ強さの依頼ですが、丁寧さを表現するために「could」を使用

 

 shall の用法と強さ

`shall` は特殊な助動詞で、以下の主な用途があります:

提案・申し出 (やや形式的)

    Shall I open the window for you?

   (窓を開けましょうか?)

    Shall we go for a walk?

   (散歩に行きませんか?)

 提案・申し出の場合の強さ:中程度(フレンドリーだが丁寧)

 

未来の予測 (主にイギリス英語・形式的)

    We shall arrive by 6 o’clock.

   (6時までに到着する予定です)

   ※アメリカ英語では通常 `will` を使用

未来予測の場合の強さ:`will` と同程度

強い決意・約束 (非常に形式的)

    You shall have your money back by Friday.

   (金曜日までに必ずお金をお返しします)

    Justice shall prevail.

   (正義は必ず勝つ)

決意・約束の場合の強さ:非常に強い(ほぼ100%の確実性)

Shall の注意点

  1.  現代の日常会話では `shall` の使用頻度は減少しています
  2.  特に提案・申し出の Shall we…? は依然として一般的です
  3.  ビジネス文書や法律文書では形式的な表現として使用されます
  4.  アメリカ英語では `shall` の代わりに `will` や `should` が好まれます

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