「わかる」と「使える」の間

こんにちは。
英語を勉強していて、「知っているのに口から出てこない」と感じたことはありませんか?

先日、「知る」と「わかる」は違う、という記事を投稿しました。

「知る」が「わかる」「使える」になるまで
こんにちは。英語学習では、日々、新しい単語や表現を覚えていきますよね。こうした知識は、「知る」→「わかる」→「使える」と、少しずつ進化していきます。では、どんな状態が「知る」で、どんなときに「わかる」、そして「使える」と言えるのでしょうか。...

今日はその続きとして、「わかる」と「使える」の間についてお話ししたいと思います。

私自身、読めば意味がわかる単語はたくさんあります。
でも、それをすべて適切に「使える」かといえば、正直まだまだです。
だからこそ、毎日の小さな積み重ねが大切なのだと感じます。

「わかる」と「使える」を隔てる壁

「わかる」と「使える」の間には、透明だけど厚い壁があるように思います。
私がイメージするのは、水族館の水槽の壁です。

向こう側はよく見えるのに、手を伸ばすと弾かれてしまう。
「わかる」で止まってしまうのは、この“壁”の存在に気づいていない状態かもしれません。

では、壁があると気づいたとき、どうすれば超えられるのでしょうか。
答えはシンプルです。
「使ってみる」こと。

「使ってみる」を止める2つのブロック

しかし、ここで大きなブロックが立ちはだかります。
主な理由はこれかなと思います。

  • 日本では日常的に英語を使う場が少ない
  • 英会話カフェや教室は予約や相性の不安がある 

つまり「使う場面」をつくるだけでも、心の中の“もう一人の自分”が止めにかかるのです。
そして、その根っこにあるのは 「面倒くささ」と「恥ずかしさ」

この2つが原因だと気づけば、突破するための方法が少しずつ見えてきます。

「使える」ようになるために必要なこと

さらにもうひとつ重要なのが、繰り返しです。
繰り返すことで、意識しなくても自然に使えるようになる。
それが「使えている」状態です。

私の教室では、「使ってみる」ための第一歩として、アウトプットを取り入れています。
声に出すことは、脳に“回路”を作ること。
「上手く言えないから無駄」なんてことは決してありません。
むしろ、声に出すほどアウトプットは確実に変わっていきます。

そして、失敗は理解への先払い
失敗を重ねるからこそ、「使える」に近づくのです。

今日からできる小さな一歩

この記事を読んでくださったあなたも、まずは 一言だけでも声に出す暗唱 から始めてみませんか?
その一言が、壁をこわす最初の穴になります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

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