こんにちは!
今回は私の失敗談を交えながら、If 節を伴わない仮定法のお話をさせてください。
学習者様より、すばらしいご質問をいただきました。
元の文はこちらです。(出典:茅ヶ崎方式英語会ニュース英語)
Japan’s Fisheries Agency says Japan intends to work with China and South Korea to oppose the proposal as it could hurt stable eel supply.(日本の水産庁は、この提案はウナギの安定供給を損ないかねないので、中国や韓国と協力して、提案に反対する方針だと述べている。)
「as it could hurt stable eel supply」のcouldは、「かもしれない」という弱い未来を指す」とのことでしたが、仮定法とは関係ないでしょうか。「もしこの提案が承認されれば、・・・だろう」と思うのですがいかがでしょうか。
このご質問に対し、私はこのように答えてしまいました。
同じ文の中に条件節があれば仮定法として読むことが出来るが、一文のみ見ると平叙文ですので、弱い可能性と思われます。文脈全体でも法案の承認が現実になるものとして進んでいるため、現実的な可能性を控えめに推量しているものと思われます。
If節を伴わない仮定の表現がある
しかしながら、茅ヶ崎方式月間LCT(https://amzn.asia/d/ioppQZY)を読んで
If節を伴わない仮定の表現があるということを初めて知りました。
形式的には仮定法ではない(if節がない)
しかし意味的には「if it were approved」などの仮定を含意する
しかし意味的には「if it were approved」などの仮定を含意する
この場合、couldは文脈の内容を受けて「もしこの提案が承認されれば、・・・だろう」と仮定を言外に含む仮定法と読み取るのが正しいことがわかりました。
お礼
学習者様のご質問により、今日も学びを深めることが出来ました。文を読む時は一文ごとの形にとらわれるのではなく、文脈全体を読み取ることの大切さを学習者様より学ばせていただきました。
ありがとうございました。

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