数や量を表す表現 many much few little

混同しやすい few と little

Few も little も、数を表す形容詞です。
Fewは可算名詞、littleは不可算名詞に使われます。

Few と littleで大切なのがこちら。

  • few / little ほとんどない。
  • a few / a little 少しはある。

数は同じでも、ポジティブな見方とネガティブな見方の違いです。

I expected to have a lot of food, but little was served.

(たくさん食べものがあると期待していたが、ほとんどなかった。)

I didn’t expect to have a lot of food, but a little was served.

(たくさん食べものがあると期待していなかったが、少しあった。)

不定冠詞aがつくことでfew にポジティブな存在感が出て、【少しある】というニュアンスになるというイメージで覚えています。

数や程度を表す表現のいろいろ

few, littleを中心に、数や程度を表す表現をまとめてみました。

程度 数えられる名詞に使う 数えられない名詞に使う
非常に多いquite a fewquite a little
かなりの量のnot a fewnot a little
多いmany much
多いa lot of a lot of
多いa large number of a great deal of
多いa great number of
多いa good number of a good deal of
少しあるa few  a little
少ない few little
ほんのわずかの only a few only a little
非常に少ない quite few quite little

Quite a few / Quite a little

日本人の私が見るとどうしても【かなり少ない】に見えてしまうこの表現、控えめに言うことで逆に数や程度が大きいことを表していたそうです。
日本語でも【ちょっとまずいことになった】というと、中身は重大だったりします。そんな控えめ表現が一般に使われるようになり、Quite a few / Quite a littleがかなりの数/程度を表すようになったそうです。

字面と意味が異なるときは、なんらかの背景があるものですね。

参考図書

旺文社 ロイヤル英文法

a few – Wiktionary, the free dictionary

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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