英語学習と視点の移動

こんにちは。

学習者様を支えるため、コーチングを学んでいます。

今日学んだ「視点の移動」についてシェアいたします。

視点の移動

クライアントが、あることで思い込みをしていると仮定します。
とくに私がお支えしたい50代以上の方は、社会的にも個人的にも責任を持っている人が多く、それが悩みや思い込みになる場合もあると思います。そして英語学習へのモチベーション低下や気力が散漫になることもあります。

この場合「解決」ではなくコーチングで「視点を移動」させることができます。

思い込みの例:  悲観・混乱・他責・短絡的目線  など
視点を動かした例:楽観・静観・自責・長期的目線  など

私自身がコーチングで視点が変わった例

私自身もコーチングを受けていますが、こんなに効果があるものかと驚くことがあります。

英語教室のターゲットがわからなかったとき

コーチとの対話で「どのターゲットがのぞましいか」ではなく「自分は今どんな人を支えたいと願っているのか」「それに対する障害はなにか」を考えました。その結果、今は50代以上の方を支えたいと願っていることがわかりました。

ここで大事なのは「今は」と付け加えること。完全に決めてしまうと、選択しなかった方が気になって仕方がないことになります。「いつかは若い人のお手伝いもできるかな」という選択肢も自分に与えます。

これで、視点の移動ができ
何を選択していいのかわからない状態から、自分が今選択するものは何か・・と方向を変えることが出来ました。

あくまで私の場合ですが
「どのターゲットが望ましいか」と考えているときは
「どのターゲットにしたら、こちらの損を抑えながら儲かるか」の視点が
働いています。この場合の答えは「やってみないとわからない」です。

しかし、「今、どんな人を支えたいと思っているのか」という問いでは
「平成の初めには社会にいた方で、当時の古い固定概念から思い切り英語を勉強できなかった人を今お手伝いしたい」と、明確に答えが出ました。

これくらい、質問を変えると気持ちが動き出すんです。

英語学習と視点の移動

私が英語学習で一番大事にしたいのは

「その人の頭の中で、その人の言葉が響き渡っている状態を作る」こと。

正論であっても、名言であっても、他の人の言葉が頭の中で響いている状態は健全ではないと考えています。

例えばイチローの名言

「小さなことをコツコツ続けることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」という言葉を聞いて

「小さなことでも、ちょっとやってみようかな」
「気の遠くなる話だなあ」

などの自分の言葉になっているといいのですが

「イチローが言うから絶対正解で、できない自分はだめ」

などと自分を責める材料になると、これは行き詰った状態だと思います。

視点を移動するということは、自分の言葉が動き出す状態ではないかと考えています。

近々、英語コーチングを提供するときは、クライアントが自分の言葉で語れるよう、次のことを気を付けたいと思います。

私自身が、頭の中でしゃべっていないか

テクニックはいろいろあると思いますが、まずはこれかと思います。

以上、今日のコーチング学習で学んだことを自分の言葉でお話しさせていただきました。

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