調べてから質問すること

こんにちは。
先日、学習者様から次のような素晴らしい質問をいただきました。

coming back to life のlifeに冠詞がなかったので調べたら、come back to lifeで「生き返る、活気を取り戻す」とありました。無冠詞なのはそのためでしょうか。

come back to lifeは「生き返る・活気を取り戻す」

まず、come back to lifeは「生き返る・活気を取り戻す」という決まり文句です。この場合のlifeは“生活”という抽象的な概念を表し、特定の生活ではないため冠詞はつきません。

「調べてから質問する」という学習態度

この質問で特に感動したのは、

「coming back to life のlifeに冠詞がなかったので調べたら…」
と書かれていたことです。

学習者様は、疑問をそのまま投げかけるのではなく、一度ご自身で調べたうえで質問をされていました。

ここに、学びの本質を感じます。

自分の知識と実際の表現との間に生じる“ずれ”を発見し、その“ずれ”を埋めようと能動的に調べる。

学習は、新しい話を聞くことだけではなく、その後の認識と実体のずれを直していく作業です。

この実践があるからこそ、coming back to lifeという表現が強く印象に残り、さらに深い理解につながります。

調べることは、時間も労力もかかる作業です。
しかし、この一手間が学習を深め、英語力を確実に伸ばします。

調べてから質問する――この姿勢が学びを何倍にも豊かにするのです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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