筆記体の担い手になれるかな

最近英語の筆記体は、ネイティブの人もあまり使わないと聞きました。

しかし、普段使いしている私にとって、筆記体はとても楽でいいものです。今日は筆記体について思うことをお伝えしたいと思います。

筆記体のメリット

速く書ける

筆記体は文字を連続して書くことができます。ですのでブロック体(活字体)よりも速く書くことができます。特に手書きのメモやノートを取る際に便利です。ブロック体で書いていても途中からブロック体と筆記体の混在になることもあります。

書体がきれい

曲線美といいますか、筆記体は書体がきれいだと思います。個人的にはy,p,fなどの「下にはみ出る文字」が好きです。

筆記体が読める

筆記体が書けると、筆記体が読めます。
以前、100年ほど前の手紙を読んだことがあります。ほとんどくねくねした線でしたが、書かれている内容がわかって、嬉しかったことを覚えています。

ネイティブの手書き文字が読みやすくなる

海外の方の手書き文字を見る機会はあまりないかもしれません。しかし読み慣れていないと、ブロック体であってもかなり読みづらいと思います。普段から筆記体に慣れておくと、相手の手書き文字を見ても抵抗なく読めると思います。今も海外文通をされている方は多いと思いますが、私もその一人です。お互いの味わいのある手書き文字での手紙のやりとりを楽しんでいます。

ジャーナリングに便利

ジャーナリングは、今自分の頭に浮かんできたことをそのままノートに手書きすることです。日本語だとノートを誰かに見られたら・・と思うと書きづらいこともあるかもしれません。しかし英語の筆記体なら、読める人が少ないことが利点となって、ジャーナリングを書きやすくなると思います。

文化の担い手になれる?

今、使う人が少なくなっているからこそ、筆記体を使えることに希少価値が出てくると思います。たまにですが、筆記体で英語を書いてほしいと頼まれることがあります。筆記体には、美しい書体としての価値があるかもしれません。

左利きでも書ける

実は、私は左利きのため書道をあきらめた経験があります。書道のはねや払いが左手ではうまくできませんでした。子供心に悔しかった思い出があります。私はその反動もあって、美しい筆記体を好んで書いていたのだと思います。

デジタルツールでテキスト認識できる

筆記体では難しいかと思いましたが、Googleカメラで筆記体の文字を撮影しても、テキスト認識できました。

筆記体のデメリット

筆記体が最近使われなくなったということは、時代の流れと共にデメリットが出てきたと考えられます。私が考える筆記体のデメリットは以下の通りです。

後で見返すと、何を書いているかわからない

筆記体の独特のカーブが、後で見返したときにわからない、もしくは読む気が起こらない・・といったことが考えられます。

人に読んでもらえるかわからない

筆記体を読めない方が多い時代ですので、筆記体で英語を書いても相手に読んでもらえないことは十分考えられます。

筆記体とブロック体の混在もあります

内容は英検4級リーディング問題の書き写し


私の筆記体は大文字はブロック体、小文字は筆記体です。長い時間を経てこのスタイルに落ち着きました。この文字もGoogleカメラでテキスト認識してもらえます。

筆記体を使うとスペルを覚えやすい

個人の体験です。筆記体を覚えるまでがちょっと大変ですが、筆記体で書くようにすると、スペルを覚えやすいと思います。筆記体には文字の連続性があるため、手が勝手に書いていく感覚になるからです。これまで多くの英語は筆記体で書いてきましたが、筆記体だったから多くの単語や表現を覚えられたのかもしれない・・と思っています。

時代は変わっても、筆記体を書きます

書く人がすくなくなったからこそ、ますます筆記体を守りたいという気持ちになりました。守ると言っても、自分が書く筆記体のスタイルしか守れませんが、それでも担い手の端くれにはなれるかなと思っています。

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