cabinetはなぜ内閣なの?

こんにちは。

先日のレッスンでcabinetという言葉が出てきました。

私の感覚ですとcabinetは「キャビネット」であり、書類などの収納庫のイメージです。

cabinetはもともと小部屋

cabinetはフランス語で「小部屋」「仕事部屋」「書斎」などを意味しています。

それが英語でも同じ意味で使われるようになりました。

重要事項を決める場所

17世紀イギリスでは、王国の政府の重要な決定をするために、小さな集まりの会議が開かれるようになりました。

その集まりが王室の小部屋で行われるようになり、いつしかその会議のメンバーがcabinetと呼ばれるようになりました。

ここから派生して、cabinetは内閣を指すようになりました。

cabinetとthe Cabinet

英文を見ていると「内閣」を表すのにcabinet とthe Cabinetという言い方があるようです。

cabinetは政府に関する文脈の場合は内閣を表しますが、それ以外は物理的な小部屋や収納庫を指します。

the Cabinetの場合は「内閣」を表し、以下のように使います。

内閣の承認(Approval by the Cabinet)予算の承認など

内閣の決定(Decision by the Cabinet)法案を議論ののち決定することなど

終わりに

cabinetが、なぜ内閣を意味するのかご説明させていただきました。

背景がわかることで言葉がつながるのはおもしろいですね。

 

 

 

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