to不定詞を取る動詞、動名詞をとる動詞

こんにちは。Nuri英語教室です。

動詞の後にto不定詞をとるか、動名詞をとるかは、なかなか整理がつかず、よく間違えました。今も迷うことがあります。

迷ってしまう原因は明快で、自分なりの基準がないからです。

どうすれば間違えないようになるのか・・は【何度も練習して体で覚る】が正解だとは思いますが、それでも【なぜ?】に対する自分なりの最適解があると、少しは覚えやすくなると思います。

※本記事で紹介するto不定詞、動名詞を取る動詞の覚え方は、図書を参考にした個人の見解によるものです。ご了承ください。

to不定詞を取る動詞

to不定詞をとる動詞をこのように考えています。

目安として、主に空想や、まだ現実になっていないことに関する動詞

care(~したいと思う) 
decide(決心する)
desire(強く望む)
expect(するつもりである)
hope(望む)
manage(どうにか~する)
mean(するつもりである)
offer(申し出る)
pretend(ふりをする)
promise(約束する)
refuse(拒否する)
want(したいと思う)
wish(したいと思う)

refuse (拒否する)はちょっと例外かもしれませんが、まだ現実になっていないことを扱う動詞はto不定詞をとる・・と目安にしています。


でも、拒否するという行動は、現実にしたくないための行動なので、to不定詞を使うのが理にかなっているのかもしれません。

動名詞(~ing)をとる動詞

動名詞を取る動詞をこのように考えています。

目安として、現在、現実に起こっていることに関係する動詞は目的語に動名詞をとる

現在起こっていることを目的語にする動詞は動名詞をとる・・と目安にしています。

admit(認める)
avoid(避ける)
consider(熟考する)
deny(否定する)
enjoy(楽しむ)
escape(逃れる)
finish(終える)
image(想像する)
mind(気にする)
miss (しそこなう)
practice(練習する)
quit(やめる) 
stop(やめる) 
suggest(提案する) 
give up(あきらめる)
put off(延期する)

suggest (提案する)は現実?空想?

【suggest はまだ現実に起こっていないのでは?】と思われた方もおられることでしょう。

The teacher suggested playing outside to us. (先生は私たちに外で遊ぶことを提案した。)

確かに、【外で遊ぶ】は、まだ先生の提案であって現実ではないですよね。

そこで、ロングマン英英辞典を調べるとこのように書いてあります。

suggest: to tell someone your ideas about what they should do, where they should go etc.,

suggestは、【相手がこうするべきだというアイデアを伝えること】という意味なので、この例文に登場する先生の頭の中ではほぼ現実化していて、子供たちが外で遊んでいる情景が浮かんでいるくらいなのではと思います。こう考えると、suggestが動名詞をとるのも納得できました。

ちなみにsuggest はthat節を使って書くと、shouldが隠れていることがわかります。

The teacher suggested that he play outside.

The teacher suggested that he should play outside.

 (先生は彼に外で遊ぶよう提案した。)       

言われた生徒は相当な圧を感じてるんだろうなと思います(笑)

ご参考にお願いいたします。

今回ご紹介した覚え方は語呂合わせと同じで、個人的な見解が多く含まれていますが、to不定詞か動名詞か迷ったときの見分け方など、若干でも整理がついていただけたら幸いです。

もちろん一番は、読んで書いて練習して覚えることです。

参考図書

旺文社  ロイヤル英文法
桐原書店 総合英語フォレスト
NHK出版 ハートで感じる英文法

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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