まずは、自分の声で発音
例えば、こんな一文があります。
We should always carry something to drink to prevent heat stroke.
(私たちは熱中症を予防するために何か飲むものを常に持っていないといけない)
まずは、この一文を自分の発音で発音します。
ここで、捨てることがあります。
ネイティブのように発音することをがんばること。
本当はできた方がいいのかもしれませんが、夏休みの音読は
・習慣作り
・達成感
・基礎文法の理解と単語の定着
こちらを目標にした方がいいと考えています。ですので、これ以外は捨てます。
次は、問いながら読んでいく練習
英語は動詞が文の最初に来ます。逆に日本語は後ろに来ます。構造の違いに慣れることが大切です。英語の文の構造を理解するためには、「問いを持ちながら読む」ことをお勧めします。以下は、単語ごとの読み手の「問い方」をカッコ内に示しました。
We(私たちが何?)
should(何かしなければならないのね。何を?)
always(いつも何かしなければならないのね。何を?)
carry something(何か持たなければいけないのね。何を)
to drink(飲み物か。何で?)
to prevent heat stroke.(なるほど、熱中症予防のためね) 終わり
ここで、捨てることがあります。
きれいな日本語に訳すこと
英語の構造に慣れて、内容が理解できればそれでOKとします。テストではどうしてもきれいな日本語に訳すことを求められますが、私個人は必要のない限りは
英語から必要な情報が取り出せれば十分
と思っていますので、あまりきれいな日本語に訳すのは必要性を感じません。
後ろから修飾する節がある場合
関係代名詞や動名詞で後ろから修飾する文などは、こう問いながら読みます。
Yesterday, a man wearing a black hat suddenly approached me and started talking.
(昨日、黒い帽子をかぶった男が突然近づいてきて話し始めた。)
Yesterday,(昨日何かあったのね。何が)
a man wearing(wearingなら修飾か。何を着てるの?)
a black hat(黒い帽子をかぶっているのね。で、何したん?)
suddenly approached me(急に近づいてきたんだ。こわ。それで?)
and started talking.(話し始めたんだ。何を話したんだろうね。)終わり
このトレーニングを積むと、英語から情景が浮かぶ
このトレーニングを繰り返すと、日本語で問うことが反射的に行われるようになり、英語から日本語というより、英語から情景が浮かぶようになります。
大切なのは、仕組みの中で反復することです。反復すると、自分の問い方のパターン(安心して使えるツール)が出来てきます。
初めて見る英文にも、自分のパターンを当てることで、
わからないところ(パターンに外れたところ)がどこか明確にわかるようになります。
「わからないところ」が始めてわかったとき、「ああ」「なるほど!」となります。
名前を付けるなら「問いかけ読み」かな?
夏休み、ぜひお試しください。
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